私たちについて
当団体の趣旨
はじめまして、手南プリズムの会です!
手南プリズムの会は、手代木南小学校の有志の父母にて結成された団体です。
ひとりひとりの困り感に寄り添い、いきいきと輝く学校生活を目指して活動しています。
2018年3月に任意団体として結成され活動してきましたが、2020年度より新しく手代木南小学校PTAの共催団体に加入しました。
保護者たちが垣根なく手を取り合って、ほっと一息つける場所を作りたいと願っています。
代表からのメッセージ
手南プリズムの会代表になりました、千代原 歩です。
私の子どもは、世間では発達障がいと呼ばれる特性を抱えています。日々子どもに対しての接し方や、将来などを悲観してしまうことが多くありました。でも、なかなか発達が絡んだ子どもの悩みをありのままに話す事をできずにいました。それは、関心が薄い場合もありますが、逆に関心があっても発達障がいイコール悪いものという認識を持たれている事が多く感じていました。いつしか、子どもの特性を恥ずかしいという思いばかりを抱えながらの入学。保育園時代に気づきにくかった困った事が予想以上に多くありました。その時、周りの人たちになかなか共感してもらえない事もあったりしました。ただ、理解をしてくれるお母さんたちや、先生が居てくださった事が私にとって支えられたことがあります。そして市のイベントで出会った同じ小学校のお母さんたちとの出会い。そこには、同じようにみんな共感してくれているという事実を知ることができたのです。
特別支援に在籍していなくても、多くの方に関心を持ってくれている事、そして応援や共感をしてくれる方がいる事。普通学級在籍だけでも発達外来に通って治療もされている子もいることも知りました。私は狭い視野での考えでずっと居たことに気づくことができたのです。きっと私と同じような悩みを持った方がいるかもしれないと思い、地域密着した気軽に行けるような場を作ることができないかと共感してくださった周りの方々と一緒に子ども達が通っている小学校に有志の団体として作ろうという事で手南プリズム会が生まれました。
一人でも多くの親御さんが笑顔になることで子どもたちへの接し方が大きく変わっていきますし、子どもたちへの理解につながっていくと思います。
当団体の活動
お茶会
年に数回、なんでも話せるお茶会を企画・運営しています。
日頃の子育ての悩みや情報交換など、気軽におしゃべりしてみませんか?
開催予定が決まりましたら、お知らせいたします。
講演会
子どもの発達やその支援を中心に、講演会を開催しています。
これまでの活動履歴はこちら
その他
手南プリズムの会では、困ったことを持ち寄ってアイデアに変える活動をしています。
思いついたこと、やりたいことはありませんか?
一緒に手を繋いで、色んな人と支援の輪を広げるアイデアを募集中です。
手南プリズムの会では、会員を募集しています。
入会資格は特になく、手代木南小学校の保護者・OB、および手南プリズムの会の趣旨に賛同していただける方ならどなたでも入会可能です。
興味のある方、ぜひお問い合わせください。
よくある質問
発達障害ってなんですか?
生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)によって、社会生活に困難が発生する障害のことです。自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などのタイプに分けられると言われます。
わかりやすい解説ページへのリンクを貼りましたので、一読していただければと思います。
「個性」とは違うの?
みんな個性があるんだから、いちいち検査してたらみんなどこか「障害」になっちゃうんじゃないの?という声も耳にします。だから検査なんて意味はない、ただのレッテルだという意見もあると思います。
でも、想像してみてください。眼が悪くなったとき、まずは視力の検査をしますよね? 客観的にみて、今の自分の視力がどの程度のレベルにあるかを把握するのに重要です。その後、日常生活に困りごとがあるなら、メガネを作るわけです。視力がいくつ以下ならメガネにしなさい、という決まりはありません。いつ、どういう時に困るのか?に応じて、メガネを使ったり使わなかったりという選択をします。視力だけではなく、色覚に問題があるケースもあります。問題に応じたメガネの種類も様々です。
発達障害もそれと同じです。一見「個性」と思えることでも、程度の差があります。同じ近視でも視力0.8と0.1の子の困り感が全く異なるように、発達障害名が同じであっても困りごとの内容や程度は様々です。その状態を周囲が把握し、適切な支援を行うことによって、本人が過ごしやすい「選択」を行えることが重要だと考えています。
特別支援学級ってなんですか?
手代木南小学校には、「あんず学級(知的)」、「こまくさ学級(情緒)」の2種類の支援級があります。
定員は8人までの少人数になっており、年度によりますがそれぞれ1〜2クラス程度設けられています。
どちらのクラスも、児童は普段は普通級で過ごし、国語と算数の時間だけ支援級に移動します(児童の状態により、それ以外のケースもあります)。
あんずとこまくさの主な違いは、授業内容です。あんずはその子に合わせた内容で行い、こまくさは普通級と同じ内容を行います。
そうすると普通級とこまくさの違いはなんだろう?と疑問が沸きますが、授業形式が異なります。普通級は一斉授業となるのに対し、こまくさは個別となります。